おしっこの悩みやデリケートな部位のトラブルは、放置すると進行してしまうケースが多々あります。当院ではプライバシーに配慮し、些細な違和感でも丁寧に診察いたします。どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

泌尿器科

腎臓、尿管、膀胱、尿道といった「尿の通り道」や、男性の生殖器(前立腺など)の疾患を扱います。女性の膀胱炎や尿漏れも専門領域です。

主な泌尿器疾患

疾患名 主な症状 当院の治療方針
前立腺肥大症
※男性特有
頻尿、尿が出にくい、残尿感、尿閉(尿が出なくなる)など。加齢に伴い増加します。 尿道を広げる薬や、前立腺を縮小させるお薬による薬物療法が基本です。重症例には専門病院への紹介を行います。
前立腺炎
※男性特有
急性: 高熱、激しい排尿痛。
慢性: 下腹部や股の間の不快感、鈍痛。
細菌性が原因の場合は抗菌薬を処方。非細菌性の慢性型には、筋肉の緊張を和らげるお薬等を用います。
膀胱炎
※女性に好発
頻尿、排尿時の痛み、尿の濁り、残尿感、血尿など。多くは大腸菌の侵入が原因。 尿検査で状態を確認し、適切な抗菌薬を処方します。水分を多めに摂り、菌を排出することも大切です。
膀胱がん 痛みを伴わない突然の血尿、頻尿、排尿痛など。高齢男性に比較的多く見られます。 専門病院へ紹介します。
腎盂腎炎 38℃以上の高熱、背中や腰の激しい痛み、悪寒、吐き気など。膀胱炎から進行することも。 炎症の程度を調べるため血液・尿検査を行い、抗菌薬の点滴や内服、十分な水分補給で加療します。
尿路結石症 尿管に詰まると、背中から腰にかけてのたうち回るような激痛や血尿が起こります。 1cm未満は水分摂取と運動で自然排出を促します。大きな結石は専門病院へ紹介します。
過活動膀胱
(OAB)
我慢できないほどの急な尿意(尿意切迫感)、何度もトイレに行く、間に合わずに漏れる。 尿意を少しずつ我慢する「膀胱訓練」と、膀胱の過剰な収縮を抑える「抗コリン薬」などの内服を組み合わせます。
神経因性膀胱 脳・脊髄・末梢神経の障害により、尿が勝手に漏れる、または出せなくなる(尿閉)。 原因や症状(蓄尿・排尿どちらのトラブルか)に応じた薬物療法のほか、カテーテルを用いた導尿を行います。

肛門外科

いぼ痔、切れ痔、あな痔といった「痔の疾患」をはじめ、お尻まわりの皮膚炎やしこりを診療します。

主な肛門疾患

  • 痔核(いぼ痔)
    • 内痔核: 肛門の内側にできるため初期は無痛(排便時に出血)。進行するとイボが外へ飛び出します(脱肛)。お薬による治療のほか、切らずに治す「ジオン注射(硬化療法)」、手術に対応します。
    • 外痔核: 肛門の外側にでき、急激なうっ血により激しく腫れて痛みます。主に消炎鎮痛の軟膏で治療します。
  • 裂肛(切れ痔)
    • 便秘や下痢で肛門の皮膚が切れた状態です。排便時に強い痛みと出血を伴います。急性期はお薬と排便コントロールで治りますが、慢性化して肛門が狭くなった場合は手術を検討します。
  • 痔瘻(あな痔)
    • 肛門の奥に細菌が入り込んで化膿し(肛門周囲膿瘍)、膿が通る「トンネル(瘻管)」が残ってしまった状態です。放置しても自然治癒はしないため、原則として手術が必要となります(※入院手術が必要な場合は専門病院を紹介します)。
  • 肛門周囲皮膚炎
    • 肛門まわりのかゆみ、赤み、ただれなど。お尻の洗いすぎや、カビ(真菌)の感染が原因となります。ステロイド軟膏や抗真菌薬など、原因に合わせた外用薬を正しく使い分ける必要があります。
  • 肛門ポリープ
    • 慢性的な炎症や刺激(切れ痔やいぼ痔など)によって、肛門内にできる良性のしこりです。大きくなると排便時に飛び出して異物感を覚えます。症状が強い場合は外来での切除が可能です。
  • 肛門皮垂(スキンタグ)
    • 過去の腫れや切れ痔が治ったあとに残った、皮膚の「たるみ(しわ)」です。病気ではないため基本的に治療の必要はありませんが、排便後に拭き取りにくく衛生面で気になる場合は切除も可能です。